孤独極まる
臨床心理士の友人が、人にとって1番良くないのは孤独なんだよね、って話をしてた。
孤独って何だろう。
物理的に周りに家族や兄弟、友達が居ないことは、もちろん孤独と言えるかもしれないけど。
大概の人は周りに誰かいるにもかかわらず孤独になっているのではないか。
話しても本当に自分の痛みに共感してくれない相手しかいないならば、その時その人は孤独だ。
そして、世の中の大半の人は自分のことなんか理解してくれない、誰も本当には助けてくれない、そんな風に最初から周りの人に心を開くことをやめてしまうようになる。
孤独は静かでありながら、自分の周りに硬い壁を作る。
そして自分の中の悲しみや怒りや苦しみは、外に出されることなく孤独の壁の中に溜まり、それが入りきらないくらいいっぱいになったときに爆発する。
まるで今まで溜め込んだものをみんなに見せつけるかのように。