当たる当たらないについての考察
占いの醍醐味は占った結果が当たって、おおーっ!となることですよね。
当たるって話になると、具体的な時期を示した場合、占われた方はすごい!という思いを強く持つかもしれません。
占いでは、今人間社会の中で因果関係を証明されている手法では測れないことを図ることができます。
今世の中で皆が信用している方法は大概“科学的”根拠に基づいて目に見える形で原因、経過、結果が分かるものです。
それに対して占いはそれらがまったく見えない訳ですから怪しまれるのも当然ではあります。
当たる占い、という意味でいうと、タロットは全く原因不明(?)ではあるのですが当たりますから、お客様にとっては、どの占い師だから当たるというよりもタロットは大体当たるっていうような感覚があるかもしれません。
占星術では明らかな変化がある時期などは数年先でもかなりピンポイントで当てることができるのですが、占星術では惑星やハウスの象徴的解釈の幅がとても広いので、数年先の話になると具体的にその変化の内容を予測するのは、その時のお客様の状況やいらっしゃる環境などからどうにか想像していくしかない部分も大きいです。
それに対してタロットは基本まず長くて1年までしか占えない(これは私の教わった話で他の考え方もあるのでしょうが)そうすると必然的に今の状況をヒアリングした上で、具体的な問いを立てるので、そう長くないスパンの中でどう流れるか、何に焦点が当たるのかを見やすいのです。
タロットが当たらないと思われる場合は占い師さんとの相性が良くないということもあるかもしれません。
読み方に偏りがあるのは人間ですから当然で、だから自分と相性、というか価値観の違いすぎる占い師だとその解釈が自分には合わないということになり、当たらない、となるのかもしれません。
こういうのは正直やってみないとわからないですし、極端に言えば、本当に理解できる解釈は自分の解釈であるかもしれないです。
ただ、タロットにも4元素という指標がちゃんとあるし、他にもこれは誰が読んでもこう捉えるだろうというような、ある程度想像できるカード展開というものはあります。
先日占い好きのお客様がいらっしゃって、「自分としては西洋占星術で占ってもらうのはあまり当たらず、算命学だと当たる感じ。でタロットはちゃんと当たるって感覚がある。」と仰っていたお客様がいらっしゃってこのような内容のブログになりました。
いろいろあって楽しめる、それも占いのいい所ですね。