タロットは友達

Wish to stand by the fragile, at all times.

ただでやることとお金を頂くこと

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以前にもこのテーマについて書いたけれど今回はまた別の観点から、ただ、と有料について思うところ。


自分がやってみたいと思って最近始めたことのひとつ、子供に勉強を教えること。

自分が決してエキスパートでないのに教えて行くわけだから、ある程度のレベルを超えて、ぶっつけ本番的に教えるのはとても難しくなってくる。

事前に予習できるならまだしも、難関大学受験の問題なんて、厳しくなってくるわけだ。

そこでうまく説明できなかった時、とても辛かった。

1番は、その子にとってちゃんと分かりやすく教えて納得させてあげたいのにそれができなかったこと、それともう一つはお金をもらってるのにその対価に値しないのでは…と感じたこと。


本当はボランティアでもいいとか思っていたけど、今はお金をもらってることで生まれるメリットを感じている。

もちろん本当にすごい人が、ボランティアをしていることも世の中にはあると思う。

けれど多くの大人は、できなかったとき、もし自分のパフォーマンスが二流だったとしても、無料なんだからしょうがないと思ってくれるよね、と最終的に甘えて自分を許してしまうはずだ。


サービスを受ける相手にとって本当に大事なのは、それを受けて自分の身になること。

そう考えると有料の意味はそう小さくはないと思えてくる。


占いの世界だって然り。


無料でやってるうちは、調子の良し悪しがあっても、悪いときはしょうがないと思ってもらおうとかそういう悪魔がささやくのだ、どうしても。

お金をもらってやるならば、その人は自分を厳しく評価するし、自己を研鑽して向上していこうとする。


そう、THE MAGICIANのように。