人を理解するということ
占星術を学んできて、初めて気づいたこと。それは、辛さの中身はみんな違うんだってこと。
何を1番辛いと思うか、も人によって違うしまた、同じようなことが起こっても、それに対して感じる辛さのレベルも人それぞれ。
ホロスコープを使うことによって、その違いはなんとなく浮かんでくる。
かつては自分の尺度で人を見ていたから、私ならこんな風に辛い、ということが相手にも当てはまると思っていたような気がする。
それなのに、何か温度差がある時、もやもやした気持ちになったものだ。
だけど今は少し分かる。
いろいろな辛さがあるし、その感じ方の深さも違う、人それぞれだということが。
あの人が辛いのはそのせいだったんだ、そういうことがその人にとっては辛かったんだ。私とは違ったんだ。と今気づくこともある。
水の辛さ、火の辛さ、風の辛さ、地の辛さ。
星同士のアスペクトによる葛藤による辛さなど。
みんな同じではないけど似てる傾向の人たちは居て。
辛さこそ、同じように感じられるほど、その相手と共有できるんじゃないだろうか。それが共感。
楽しいことを共有するのは簡単だけど、相手の辛さに心を寄せることは、性質が違えばかなり理性を使って対処することになる。
理性を使わずとも、相手の辛さをそのままに感じられるのが、真の理解だとは思う。
人は理解されたい生き物。
理解し合えることこそが幸せなんじゃないだろうか。