リーディングの練習
以前図書館で見つけた鏡リュウジさん監訳の
完全版 タロット辞典。めちゃくちゃ重量感ある本です。
タロットリーダーに役に立つ情報がたくさん書いてありましたが。
その中で、わたしが最近また改めていいな、と思っているトレーニングがあって。
カードをシャッフルして普通に一枚引きして、そのカードから受けた印象や思いつくことをノートに書き留めていくという方法。
たぶん多くの方が、されているのかなと思うのだけど。この一枚からかなりいろんなことを思いつくし、イメージはどんどん膨らんでいく。
日記のようにこれを付けていき、後で見るのも面白い。
ちなみに昨日の私はこのソードのX…
うん、まさに的確…
体がもう動きたくないくらいダウンしてる私。
やりたいことはたくさんあるし、心はどんどん動きたいのに…
こんなときは無理に動こうとしてもムダ。一回力抜いて夜明けを待ちましょう。
ハンドパワー?
先日に続き手の話…
そう、その少し手相について本などを読んでいた頃、あるSNSで公開で手相を占っている方がいて。
占って欲しい人は写真をみんな貼り付けて公開しているトピックがあった。
少しいろんな手を見たら勉強になるかなと思って、その手のひらの写真を拝見していたところ…
手のひらに続く手のひら…
なぜかだんだん気分が悪くなってきてしまったのだ…
手の肉感や、刻まれた線…
手のひらってめちゃくちゃ生々しい…
とその時気づいた。
考えてみれば手のひらって普段人に見せない場所。
そして今までの人生で何かを為してきたもの。その人の人生の体験の蓄積みたいなものが詰まっているんだ、たぶん。
人は主に手を使っていろんなことを為す動物。
この手に宿るパワーに圧倒されて、具合が悪くなるという事態に陥ったのだろう。
ハンドパワーとはよく言うけど、本当に手のひらの不思議を感じた経験だった。
手相占い
占いと言えば何占いを思い浮かべるだろう?
女性は星占いかな、男性はどうだろう。
タロットを始めてから、ネットや書籍で占いの世界を覗きに行くことが増えたのだけど。
少しだけ手相の本とかも見たことがあった。
先日、「占いやってるんですよ」、と言ったら、「じゃあこれ見られますか?」と手のひらを見せて来られた方がいて。
そっち来たか…、と思いながら知ってる限りの内容をお伝えしたのだけど。
手相って身近だな、とその時感じた。
タロットは、カードと、それを展開するテーブル的なものが無いと出来ない。(だから最近なるべく普段からカードを持ち歩いているけど…)
占星術は、生年月日、時間の情報と今だとスマホやPCがいるかな。
その点手相は何もなくても占えるんだなぁ。
いつでもどこでも。
そういう意味で、手相って最も身近な占いとも言えるのかもしれない。
善人について
ユング心理学の大家、河合隼雄先生の語録のツイッターアカウントをフォローしてるのだけど、いちいち一言で気付かされることが多い。
先日なるほど、と気付きを得たのは
「一般に善人は他人の気持ちにノーマークな人が多い」ということ。
(出典や文脈確認したわけじゃ無いので、意味を若干取り違えてるかもしれないけど…)
善人といえば、他人の気持ちを汲んで何かしてあげられるような人、とにかく人の気持ちを分かって要求を満たしてくれるような人、と普通は思う。
でもよくあるのが、人の気持ちを汲んだり要求に応え続けることで、自分に過剰にストレスが発生し、しまいにはむしろ助けてあげたかった相手すら憎むようになったり、周りが悪いんだ、という考えになったりしてしまうこと。
そういう意味では、他人の気持ちを受けるにあたって、最終的にはしっかりある程度線引きをできる人、人のために何でも一生懸命やったとしても他人との感情的な関係性に適度な距離を持っていること、そういう人が善人なのかもしれない。
人の要求に真面目に応えて行き過ぎるうちに知らず知らずに相手を憎んでいた(これが今日の写真のDEVIL)、なんてことがないように、少し一呼吸入れてみるといいのかもしれない。
そうしたらDEVILも逆になるんじゃないかな。
霊感ありますよね
先日対面でタロットで占わせて頂いた際、その方に、途中で「霊感ありますよね?」と言われた。
霊感というものがどういうものなのかも正直まともに考えたことがなかった私は、「まぁ、人の表情や何かしら出てるオーラみたいなもの、はわりと感じ取る方かもしれないけど」というような返事をお返ししたのだけど。
タロットカードを切るときは無心だし、だからこれは厳密にはカードが切る人が並べているのではないんだけど、もしかして、人から見たらそういう風に、この人がこのカードを展開させている、と感じるのかもしれない。
霊感は無いと思うけど、タロットが送ってくるメッセージを感じ取る力はこれからもどんどん磨いていきたいと思う今日この頃。
先生の的確なアドバイス
タロットレッスンの最終回、先生が仰っていた言葉を思い出した。
これからタロットをやっていくのにはいろんな知識も必要で、新聞を読んで世情を知っておいたり、本を読んでボキャブラリーを増やしたり、タロットと直接関係ないけれど、何しろ自分が見聞を増やすことが大事。と。
タロットをやり始めて思うのは、もちろんリーディングの良さが大事だけど、タロットリーディングにはカウンセリング要素が大きく関わっているということ。
様々な環境、状況、立場の方が様々な悩みや迷いを解消したいとやってくる、それが占いの場。
そんな場所では、タロットのスプレッドから見えてきた現状を伝え、相手の方に気づきを与える、また傾聴する、いろんな要素が必要だ。
そこに立つ占い師にはある種、倫理観すら超えたの超客観性、平等に物事を扱う力、相手の気持ちを理解する力など。リーディングスキル以外にたくさん大事な要素があるな、と改めて感じた今日この頃。
波を知る
ネットでも雑誌でもどこでも目にする星占い。
毎月更新、毎週更新、毎日更新、いろいろある。
私もついチェックしてしまうのだけど、何故みんなあれを見たがるのかな、と考えた。
少し先の未来を知って安心したいから、心構えしたいから、時にいい知らせを求めて。
辛いのは、物事がこのまま変わらないでずっと苦しいままだったり悲しいままだったりする未来を想像してしまうこと。
でも星は動く、太陽も月も。
そして必ず流れは変わり、極まった思いがすーっと抜けたりする時期も来る。
時は確実に流れ、星は周る。
それが分かっているだけでもう少し辛抱することができたり、人生を生きやすくすることができる気がする。
占星術はそんなことを教えてくれる。