タロットは友達

Wish to stand by the fragile, at all times.

もしかしてどっちでもいいの?

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タロットは、現状をものすごく良く表現してくれるけど、未来どうなるかは当たることも当たらないこともある。当たらないこともある、ということは先生も仰っていた。


ただ確かなのは、タロットは現状を動かすための力を持っているということだ。


人は迷う、とまどう、そして、どうにかしたいと思う。そんな時占いをするのだろう。

その時点では悶々と動けない状態のことが多いはず。

でもタロットで表現された今とじっくり対話することで、心は動き出す。


Aという未来、Bという未来、どちらかが正解なのかもしれない。

でももし、間違った方に進んだとしても、間違いは極まればより戻す。正弦波のように。


だとしたら、大切なのは選択の方向よりも、動き出すことそのものなのかもしれない。


タロットに宿る力は、そう単純じゃない。

今見たいものは何か

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最近のテレビでは、人当たりの良い、とか嫌味のない、人を傷つけたりする恐れのない、とかそんな印象の出演者なりテーマが多い気がする。


ネット社会になって、一般人ひとりひとりが個人的に自由に見たいものは個人で見ているし、またネットによって簡単に自分を表現したり好きなことをやったりもできる。


ネット社会では、ドロドロしたものを吐き出すことも、情け容赦なく怒りをぶつけ合うことも、匿名であれば誰にも自分が誰か知られないからこそ自分の感情を出しまくることができる。


そういうことが超個人の中で満たされているからこそ、パブリックな場で、人と共有するものは、きれいなものであってほしいのではないだろうか。

きれいなものを人と共有することで自分はきれいだと他人に見せておきたい気持ちもあるだろうし。


リアルに付き合う人間の超個人の影の部分、そこがほとんど見えない、今はそういう時代なんだろう。

星はどこにでも

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先日NHKで放送された、コズミックフロントという番組、ツイッター占星術家の方々の間で話題になっていたので、私も見てみた。


イギリスで占星術がいかに慕われて学ばれているか、生活に溶け込んでいるか、ということには驚かされた。


その番組内で、日本の星を探し続けている方のコーナーがあった。

その方は日本各地を訪ねて、古くから伝わる星の名前をそこに住んでいる人たちから聞いて回って探し続けているそう。

いろんな言い伝え、どんな意味を持った星なのか、など。


それを見ていて、占いの世界の中で星座といえば西洋占星術、と当たり前のように連想していたけれど、

そうだ、星は古来どこの土地でももっと人々の生活に密着していたものだったんだ。ということに気づかされた。

今よりずっと光の少なかった昔、星は人にとってもっとずっと大きな存在だったんだろうな。



道を決めるのは誰だ

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これは審判のカード。

天の声で蘇る死者たち。天の啓示。


なぜ占いにはまるのか、それはある意味楽だからだ。

どうしたらいいのか、どちらをとったらいいのか、自分が幸せになるための選択は、人を深く悩ませ、それによって人は長い間苦しむこともある。

考えて、考えて、考えて…疲れてしまう。


そんな時に占いは、道を示してくれる。

あとはそれに従えばいい。

うん、これは楽。


でも、多くの占い師の方々が、自分のことはあまり占わない、と言う。

自分のことって、占いでどんな結果が出ても、やりたいことはやってしまうから。

そう仰る方も。


私も最近少し思うのだ。

本当にやりたいことについて、やるべきか否か、のような問いを立てるのはやめようかな、と。


やりたいこと、それは自分の意志そのもので、それを実現することは自己実現そのもの。

結果よりむしろ、自己実現に向かう過程が人を育てるのかもしれない。


かわいい子には旅をさせよ。

不安や失敗が待っているかもしれないけれど、そこに飛び込んで自身で感じること、それは必ず自分を成長させる。

その手前で簡単にやめるのはもったいない。


タロットは、未来の選択をするためよりも、そんな迷っている自分の今を切り取って、一体何が私を不安にしているのか、このままだとどういうことになるのか、を知るために使えばいい。

切り取られた今の自分に対してどう感じ、どう進んで行くと良さそうなのか自分に問う、それをさせてくれるのがタロットの本当の力。


孤独極まる

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臨床心理士の友人が、人にとって1番良くないのは孤独なんだよね、って話をしてた。


孤独って何だろう。

物理的に周りに家族や兄弟、友達が居ないことは、もちろん孤独と言えるかもしれないけど。

大概の人は周りに誰かいるにもかかわらず孤独になっているのではないか。


話しても本当に自分の痛みに共感してくれない相手しかいないならば、その時その人は孤独だ。


そして、世の中の大半の人は自分のことなんか理解してくれない、誰も本当には助けてくれない、そんな風に最初から周りの人に心を開くことをやめてしまうようになる。


孤独は静かでありながら、自分の周りに硬い壁を作る。

そして自分の中の悲しみや怒りや苦しみは、外に出されることなく孤独の壁の中に溜まり、それが入りきらないくらいいっぱいになったときに爆発する。

まるで今まで溜め込んだものをみんなに見せつけるかのように。

体に支配される心

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急な暑さがやってきて、体が付いていかないという方も多いのでは。


通勤時の暑い駅、歩く人たちはどことなく攻撃性を帯びていて…

やはり体の不快は心の狭量につながるな、と。

体の影響かなり強し。


タロットでも、健康を占うことができる。これが、部位とか結構ちゃんと出るので興味深いなといつも感心。


心と体、精神と物質、世界ではこれらが混沌と混ざり合って姿を現しているのかもしれない。


越えてきた世代

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誰もが年をとっていく。

いろんな世代を経験しながら。


占ってほしいことの内容は世代によってだいぶ違って当たり前。


20代の多くの方が、恋愛のこと。30代になると転職とかが多いかな。40代50代あたりは家庭のこと、など。もちろんどの世代でもいろんなテーマはあるけれど。


タロットカードを、並べたり、生まれた時の星のチャートを見たりして占い師は占うわけだけど、相手の方の世代というものは必ずベースにして対応することになるわけで。


そういう意味では、自分がまだ経験していない世代の方を占うときは、その世代の持つ感覚とか価値観を分かりきれてないことを認識しながら占わなければ、と思う。


でも、だから年をとることは、いろんな世代を理解できるということにもなり…

占い師も、ある程度の世代を経験している方が、より相手の心に寄り添いやすくなるはずだ。


アラフォー女性が、かなり悩ましい変化の渦中にいることを、経験して初めて知る私なのだった…