タロットは友達

Wish to stand by the fragile, at all times.

兆候

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最近の異常気象や災害の多さを思うとき、そういえば、この兆候はもう20年以上前からあったんだな、ということを思い出した。


大学卒業して入社した会社で、毎週月曜日の朝礼で、社員が持ち回りで少しスピーチをしてたんだけど。その時、夏の猛暑についてだったか、とにかく世界規模の異常気象についての兆候について話したな、と思い出した。


確かその頃はまだ、今みたいに異常気象や災害が多発するということでもなかったから、当時の課長には、「考えすぎなんじゃないの〜?」なんて冗談でちょっと笑われたくらい。


それから20年…

静かな兆候を見せていた地球は、とうとうはっきりした形、現実として恐ろしいほどのリアルな姿を見せ始めている。

小さな病巣がいつのまにか大きく体を蝕んでいたことにやっと誰もが気づくようになった。


こんな風に、世界はちゃんと最初のうちから何か小さく訴えかけているのだと思う。

兆候、というのは小さな現れ。でもそこがすごく気になるとき、だいたいそれは後々の世界で起こることと強くリンクしている。


タロットの世界の中でも、兆候、というものを感じることがある。

うっすらした予感を感じさせるカード、それは後々かなり大事な要素としてはっきり現れてくることがよくある気がする。


本当に大きな物事の流れは、その途中で、うっすら小さく、その存在を表しながら進んでいくものなのかもしれない。