正統派vs異端?
私とタロットとの出会いは、夏休みに学生時代からの友人宅に遊びに行った時。
私たちは共に大学で心理学を学び、彼女はその後大学院へ進み、臨床心理士の国家資格を取って心理職に就いた。
そして、自分でカウンセリングルームを立ち上げ、セラピーをしている。
そんな彼女は、今思えば水瓶座的、伝統や既存に拘らないやり方、方法論を積極的に取り入れていた。
そんな中で彼女は近い将来タロットを使ったセラピーをしようと考えている。
2年前、ちょうど彼女はタロットを習っている最中だった。
そこに私が遊びに行ってたまたま置いてあったタロットカードを目にすることになる。
これが私のタロットとの出会いだったわけだけれど。
その後、私もタロットを学び、今では占いをする立場にもなっている、なんとも不思議な話。
タロットを学習中の私たちは、お互いを占い合ったり意見を交わしたりした。
習った先生も全然違うから、スプレッドも解釈もそれぞれではあったけど、彼女はさすが普段から人の内的世界と関わっているだけあって、リーディングの深さとセンスが抜群だと思った。
彼女は彼女で、私のリーディングをとても気に入ってくれていたけれど。
世の中的に見れば、国家資格を持った心理士として仕事をする彼女はやはり正統派、の部類だろう。
それに比べて、自分はなんというか、ある意味異端児みたいだ、と思う。
でも正統でも異端でも何でも、私たちはお互いにタロットカードを通して同じ世界を体感したし、これからもタロットを通して人と関わって行くのだと思う。
タロットは本当に、かけがえの無い素晴らしいツールなんだと、仲間が居ればよりそう思える。
大好きな友達である私のタロットカードたちは、これから私と一緒にきっと多くの人と出会うだろう。
そしてそこでいろいろなメッセージを伝えてくれるのだろう。