それってほんと?
今回のコロナウィルス絡みの報道の中で、データということについて、少し考えたこと。
例えば毎日、コロナウィルスに感染した人の人数を地図上で県別に表し、今日何人増えたとかそんなデータを目にしている。
このデータを見ていて、多くの人がまたこんなに増えて、収まる気配が無いな、と感じるかもしれない。
そして、その出された数字について、東京や北海道ははこんなに多い、と目につくかもしれない。
ただ、今の状況を見ていると、恐らく感染者の周囲の人は優先的に検査を受けている。
そうなると、感染者の居る地域では検査率自体が上がり、感染していると判明する絶対数が増えるという側面もあると考える。
また、おそらく判明してるのは氷山の一角。実際はその何倍、何百倍かも。
情報をフラットに捉えるためには、実は少し自分で考えなきゃいけないと思う。
あるデータが、どういう母体から抽出されたものか、また母体の規模はどのくらいか、気にしたり。
大学生の就職率というデータも、あるいくつかの大学をピックアップした中でのデータで、その中には、正社員以外も含まれる、とか。
データの向こうにある真実を想像して、自分のスタンスを決めよう。
マスコミの報道の強弱、方向性、取り上げられる話題、ある極端な情報の影響を受けすぎず、視野を広く持って自分の周りの現実もよく見てそして冷静に動こう。
世の中の雰囲気が変わり始めた星周り、まだまだ問題と共存しながらも、明るい方へ、みんなの心が歩き出せますように。