タロットは友達

Wish to stand by the fragile, at all times.

妄想の世界(この世界が進んだら)

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最近の通勤電車の光景。

みんながマスクをかけ、距離を取って立ってり座ってたり。


マスクって結構大きいから、みんな大体顔の下3分の2くらい隠れる。

そうなると何だかほとんど美女も美男も分からなくなるというか。

その時点で、なんか顔とか見た目が"売り"ではなくなってる。

それにつれて、服装も、もはやマスクしてる不完全な見た目ならば、どうせパーフェクト求めてもそうならないし、とりあえず無難に、みたいな空気を感じる。


コロナの影響で、化粧品が大幅に売り上げを落としているらしい。

出かけないからお化粧しない。マスクしてるからあまりガチにお化粧しない。

女性ならばよく理解できる状況かと思うけど。


もしもこれが永遠に続くなら、もしかして女性の、見た目の美に対する執着が無くなっていく時代になるのではないか?

イスラムの女性が顔をベールで隠しているように、その他大勢には自分の造形をあからさまに見せない。みたいな。


つまりみんながずっと、その他大勢にはマスクした姿しか見せないのであれば、もう自分が美しくなってその他大勢の目を引かなければならないという強迫観念もなくなるでしょう。

そして、ごく親しい人たちにだけその姿を見せる。

美しい女性をアクセサリーのように連れることも無くなっていくかな。


案外その世界って素敵かも。

人間が人間たる所以、それはやっぱり内面でしょ。内面の充実を他の個体への評価基準にできる、なんと進化した種。


今まで外見の美で売ってきた方々には残念かもだけど、これからは真に内面の美、が売りになりますよ、なんて。


この世界が極端に進んだらって電車の中で妄想してた私でした…。




100人斬りの思い出 (タロット)

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タロットのレッスンに通い、一通り習い終えたあと、このまま教わったことを使わないでいたら、どんどん忘れてしまいそうだな…

と思い。

かと言って、レッスンに行くたびに結構自分のことは占い尽くした感じで。

だから、誰かを占いたいな、と身近な人を少し占ったりしてたけど、みんなそんなにたくさん悩みがあるわけでもなく。


そんな中思いついて、ネットの掲示板でタロット占いをしてほしい人を募った。無料で。


そうすると次々と依頼が来て、自分としては空いた時間に占っていけたら、くらいに思っていたのが、どんどん来る依頼に追いつくのに、しまいには仕事から帰り、一通りの用事を片付け、寝るまでに、占いの時間、をしっかり確保しなくてはいけないくらいになった。

ある意味仕事化…本当に忙しい毎日だった…


でもそこでトータル150件くらいは占わせてもらえて、その経験は本当に役に立ったなと今でも感じる。

メッセージで返す方式だったので、かなり長文のメッセージを書いていくのも良い経験になった。

丁寧な鑑定、暖かい言葉、などと褒めてもらえたことは嬉しかったな。


習ったものはなるべく間を置かずに復習なり実践を重点的にやる、そうすると、その後しばらく間が空いたりしても、少しやっていくと勘が取り戻せるという気がする。


本当にタロットが好きだからこそ、やった試み。

今でも気持ちは同じで。

好きだからこそ続けたい。続けていく方法を考える日々。

問題の根は"家"なのか…

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テレビなどで、とっても愛に溢れた家族の姿を見るといつも心が痛む。

私もこんな家族の中に居てみたかった…という思いが。

子供がどんな風であってもただ愛すること、親がそれをしているだけで、家族って自然にそうなるんだと思う。

これは私にとってはとても自然でむしろそうするなと言われたって私は自分の子供を自然に愛してきたわけで。


でも自分はそんな風に無条件に愛されなかったと感じてしまう。

ただ抱きしめてくれれば良かったのかもしれない。


世の中には、あからさまに虐待などの問題を目に見える状態で起こしてしまう場合もあるけれど、一見何の問題も無さそうな家族にこれだけ根深いものが埋まっている場合もとてもたくさんあると思う。


占星術を学ぶ中で、浮かび上がってきた家族の様々な問題。

例えば土星の逆行だって、周りの人から見たら分からないと思うけど、自分自身にはとてもよくわかる。

遠い父親。幼い頃は子供を遊びに連れて行ってくれたりしていた普通に見たら良い父親かもしれない。

でも、何か問題が起きた時、本当に困った時その時直に関わってはくれなかった。そういうことはみんな母親にトスされた。

自分に面倒が被ってこない、自分に被害が及ばない限りは関わるという距離を保つ姿勢。


また月とオポジション冥王星は、やはり過干渉の母親そのものに思え、占星術とは何なのか、怖いくらいに感じた。

今でも特にその母親問題が根深く、とにかくその監視下からどうにか逃れたい月が時々悲鳴を上げる日々。

そして最近思うのは、この両親自身も傷ついた人たちなのではないかということ。


普通に生きて、普通に育った、ように見える人にも周りに明らかにできない問題を持った人がたくさんいる。

愛されたい、愛して。その強い欲求は子供の頃満たされなかった欲求そのもので、それを誰かと再体験できない限り、過剰な欲求として大人になった自分の人との関わり方に問題を起こし続ける。


自分と同じ苦しみを持った人が世の中にたくさんいる。

自分ひとりだけでないと分かること、それだけでも救いになるもの。


占いを学ぶ人の中にはそういう問題を持った方が、意識しているにしろしていないにしろ、たくさんいると思う。

苦しむからこそ知りたい。知ってどうにかできるのなら…と。


ひとりじゃない、苦しんでいるのは。

それを分かってその傷と痛みを携えた上で、いろいろな方と関わっていけたらと思う。

インプットされるイメージ

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今朝、普段朝からはあまりやらない自分向け一枚引きでタロットカードを引きました。(大アルカナのみ)

で、出てきたのが、運命の輪(逆)。


今日は天気もいいし、運動系の1日にしよう、と、わりとポジティブな心持ちではあったのですが、そのカードを見て、やっぱり若干テンション下がっちゃったんだよなぁ〜


わたしは普段から逆位置も見ているし、その読み方の方がしっくりくるから、だからこそ。

ふーん、そうね、まぁあんまり何某かが良い方へ動いたりする感じではないのかなー。とか、何らかのタイミングが悪いのかなぁ、とか。

そういうイメージが普通に出てきて、まぁその時点でやっぱりそのイメージはインプットされるんですよね、気にしないでいるようでも心のどこかに。


で、まぁ実際今日は長距離歩いてですね、なんとあまりに普段運動不足のせいか、終盤で、まるで一山登ったかのような疲労が足を襲い…

あの、運命の輪は私の足の回転で、それがもう止まってしまうくらい動かなくなった、ということを表していたのだなと今は思いますが…。

(随分話脱線しました…)


で、言いたかったのは、自分向けで逆位置も見る一枚引きは、朝でなく夜やった方が良いのではないか、という超個人的意見。振り返りにやる方が向いてる気がします。

一度インプットされたイメージって、かなりしぶとく心のどこかに石みたいに残るんですよね。


ましてや、どなたかを占った時に自分が放つ言葉は、自分が思うより強く深く相手の心にインプットされる可能性があります。

だからこそ、そこで全く希望の無い言葉は放つべきではなく、今の流れが良くないのなら別の角度から見るヒントを渡せば良いのです。

逆に。カードが良い場合は存分に良いイメージをたくさんお伝えしたら良いのだと思います。


声が聞こえた時引くカード

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昨年、書店のタロットカードフェアで購入したルノルマンカード。

何故か当時すごく惹かれて。

元々カードが好きだし、あとは、私が人生で初めて有料占いしてもらった中華街のおばちゃんが使ってたのがルノルマンカードだったって後で分かって、どんなものか知りたかったからかも。

絵もきれいだったし。


で、購入後、予備知識ないまま最初にシャッフルして一枚引いたのが、上の31.太陽。

タロットでもTHE SUNがあるし、とにかく太陽なんてすごいいいカード出たなぁ。

うん、このカード相性良し!とか思った記憶が。


その時、解説本も一緒に購入して、いつかグランタブローっていう全部のカードを並べて占うやつをやってみたいなぁ…と思いながらも…ルノルマンはその後疎遠になっちゃって…


でも、最近になって突然、なんかルノルマンカードが気になってきて…

この気になり方も不思議なんだけど…


で、昨日また得意の(これしか能がない…)

一枚引きを…

出て来たのは17.コウノトリ


なるほどね〜。


こうやって向こうから語りかけてくる場合って本当にまさに!ってカード出してくるもので。

本で調べたところ、変化、という意味。


こないだうちタロットでは、私的に運命の輪がテーマに思われていたけど、その後THE STRENGTH(力)、そして最近はテーマカードが戦車。


ゆっくりとした運命の変わる大きな流れの中で、しばし耐えた後、勢いよく動き出す予感なのかな。


あ、とにかく、なんかよく分からないけどカード引きたい、とかカードが気になるって時出てくるのは本当の本当ってやつが多いなって話でした。




副業 (何かやるから気付くんだ)

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2年前、ちょうどこの頃だった。

何かが私を動かしていた。今思えば。

もう15年以上、同じ会社に勤め、子供も大学生になったあたり。


そうだ、副業やってみよう。

というか、何かやってみたい。と。

稼ぎたいとかはなく、動機はただ何かやりたい、だった。

ボランティア、というのもよぎったけれど、子供にまだまだお金かかる時期、ゆとりは無いから、どうせならやりたいことでお金もらうのはいいかも。と思い。


それで、今あちこちにある、個別指導の塾に応募した。

最初に採用されたところでは、なんか体育会系で、授業日当日にいきなり教科とか生徒とか知らされて、準備もろくにできないようなとこで…

まぁ、周りを見渡せば某TK大学というような大学生がバイトしてたりしたから、そういう人たちなら、当日即対応でやってこれたんだろうけど…

私ここ嫌だ、無理だ。と思い、短期間で辞めることとなった。

だって私は、作業したかったんじゃない。関わりたかったのだから。


そのような挫折がありながら、何故か珍しくまだまだそのやりたい思いに執着していた私は、その後も別の塾に応募して、3社目で今の副業先に出会うこととなる。


正直ここは、ほんとに職場環境が素晴らしく、私も自分が子供通わせるならこんなとこがいいな、と思えるようなとこ。

それは一重に塾長の人間性と手腕の成す業だと思うのだけどね。


ここで私は様々な素晴らしい出会いをしてきた。

英語が苦手な中学生、高校生、男の子、女の子、時々小学生。

みんなほんとにきれいでキラキラしてるんだと知った。

子供ってほんとにまっすぐで美しい。なんか中身が透き通った水みたいな。

個別指導だから、2人だけの世界で、わりと素を出してくれるから余計それを感じられたのかもしれないけど。


昨年は本業の他に週3日の副業で、生活にゆとりがなくなり過ぎたので、今は少しセーブ。


でも、全く違う場所で何かすることがこんなに多くの気づきをもたらすとは思わなかった。

人生一回でも、いくつかの仕事をできちゃうこのご時世って、ある意味ラッキーなのかも。


今後私的には占い方面でもいろいろ体験してみたいな、と思う今日この頃。




見えない凶器

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突然ではありますが、「何故死にたくなるのか」その理由は人それぞれだと思う。


そもそも死にたいと思うようなことが無い方にはあまり関心のある話題とは思えないけど。


明日死にたいとかそういうリアル過ぎる話でなくても、死にたくなるような時、というのがある方も世の中には多々いらっしゃると思うので。私を含めて。


生きる希望を失った時、愛を失った時、人から心ない仕打ちを受けた時…


好きな人の愛が無くなったから死にたい、とか、好きな人にフラれたから死にたい、とか。


男性は、社会の中で立派に生きることが成功だと繰り返し刷り込まれて大人になる。

女性も今や男女差別無くなってきたと言いながら、やはり相手ありき、相手に大切にしてもらうこと、パートナーと良い関係性を築いて行くことが女性としての幸せ、と暗に刷り込まれて成長する。


愛は人を生かしも殺しもする。

そんなものが大事じゃない訳ない。


愛を無くしてどうしようもなくなっている人を、そんな下らないことでってバカにするのだけはやめてほしい。

そこで本当に死んでしまう人がたくさんいるのが現実。

本当に弱っているとき、誰かの愛が少しはその人を温めてあげられるかもしれない。生き延びさせるかもしれない。


子供にとっても大人にとっても、愛情って生かすエネルギーでもあり、殺す凶器でもある。


とにかく、弱い人間には弱い人間にしか分からないことがあると思う。


私は自分が弱いから、その気持ちがわかるから、弱い人を抱きしめたくなるし、守りたくなる。時に自分自身を支えられずに倒れそうになりながら。

自分が立っていられるときは、弱った人を守りたい。そんな虚弱な正義の味方、それが、私なのだろう。